この記事は約6分で読めます
春から研修医の方へ!初期研修開始前後にやっておくべき5つのこと
こんにちは、やぎ(@yagi_note01)です。
初期研修前になにか準備しておいたほうがいいことはあるかな?
やっておけば後悔しないことはあるかな?
この記事では上記の疑問に答えていきたいと思います。
私自身、初期研修からいいスタートダッシュを切るために、いろいろ試行錯誤しました。
春はTwitter上でもこれから研修医になる人へ役立つメッセージが多数飛び交います。
それらを踏まえながら、これはやっててよかったということを5つご紹介したいと思います。
この記事を読んで、スムーズな研修生活をスタートさせましょう!
まずは結論から。
- ブラインドタッチができるように、タイピングの練習をしておく。
- Evernote、Notionなどのノートアプリを使い慣れておく。自分がどのアプリを使うかを決めておく。
- 院内にATMのある銀行の口座を開設しておく。
- 学生プランが使えるうちに、タイムズカーシェアを契約しておく
- 株主優待目的に、ケアネットの株を100株買っておく
以下で具体的に説明していきます。
ブラインドタッチができるようになっておく
ホームポジションを覚え、ブラインドタッチをできるようにしておきましょう。
タイピングの速度で業務がはやく終わるかどうかが決まります。
私も苦手で最初は100WPM前後でしたが、練習して350WPM程度まで成長しました。
これは主観ですが、250WPM程度の速さがあれば困らないと思います。
研修生活では想像以上に文章を書く時間が多いです。
日々のカルテに入院・退院サマリー、院内外の紹介状など1日でかなりの文字数を電子カルテでタイプすることになります。
平均5,000文字/日は打っていると思います
当たり前ですが、タイピングが100WPMと300WPMでは、それだけで仕事の速度が3倍違います。
文字数を多く打つ必要があるほどに、その差は顕在化してきます。
タイピングの速度が遅いと、日々の業務とカルテ記載に追われてしまう可能性が高いです。
業務終了後に残業して大量のサマリーを記載することになり、疲弊していくかもしれません。
タイピングがある程度速いだけで、カルテ記載をサクッと終わらせてスキマ時間にサマリーも進める余裕も生まれてきます。
余計な残業をせずさっさと帰宅し、自宅でゆったりと教科書を読む時間もつくれます。
タイピングの速度でQOLが変わるので、前もって練習しておきましょう!
ノートアプリを使い慣れておく
ノートアプリに学んだことをメモできる準備をしておきましょう。
使用するアプリは、Evernote、Notion、One note、Obsidian、HOKUTOなどなんでも良いと思います。
私の周りではNotionを使っている人が多いです。
個人的には無料・ネット環境がなくてもつかえるObsidianがオススメ!
国家試験まではいわゆる【試験勉強】なので、暗記がメインとなっています。
しかし初期研修以降は暗記だけでなく、すぐに情報を引き出せることが大切になってきます。
日々増えていくうえに絶えずアップデートされていく膨大な知識をすべて暗記するのは不可能です。
情報はしっかりと暗記しておくものと、知っておけば大丈夫なものにうまく整理しましょう。
基本的な方針は、以下の2つです。
- 緊急対応など、時間的猶予のないものは暗記
- せん妄の対応など、時間的猶予のあるものは記録しておいていつでも引き出せるようにしておく
暗記できないなら「必要に応じて教科書やネットで調べればいい」という考え方もありますし、私もそう思っていました。
しかし、忙しい現場で正しい情報を取捨選択をするのは案外大変なうえ、一度読んだだけで実践するのはやはり難しいです。
勉強したことを、引き出しやすい形でまとめておくことで対応力があがると思います。
初期研修開始後からコツコツまとめノートをつくっておけば、2年間でかなりの量のノートになります。
自分だけのまとめノートは、今後後期研修に入って以降も活躍する宝になると思っています。
研修開始前から、自分にあったノートアプリを見つけ出し、それを使い慣れておきましょう。
院内にATMのある銀行の口座開設
これも案外大事。こちらのさとみな先生のTweetをみて口座開設しました。
給与振込口座として指定しておくと便利です。
自分がこれまで使用していた口座は貯蓄用口座として使用するといいでしょう。
各銀行の定額自動送金サービスを使用して、5-10万程度は送金するように設定し、貯蓄の自動化をしておくといいと思います。
ついでにSBIネット銀行とSBI証券の口座を開設して、つみたてNISAをS&P500か全世界株式満額開始すればなおよし。
楽天銀行と楽天証券でもいいと思います。
さらにiDeCoとふるさと納税をして節税すればさらによし。
すでに口座を持っている銀行と院内ATMのある銀行が違う場合には、4月になる前に口座開設しておきましょう。
タイムズカーシェアを契約しておく
全国で使用可能なカーシェアです。
引越し後に追加で家具家電を購入するときや、ちょっと遠出したいときなどに非常に便利に使えました。
学生プランで契約すると、入会月から4年間月額基本料が無料になります。
3月末までに契約しておくと、ギリギリ学生プランで契約可能です。
2023年3月に契約すれば、2027年3月末まで無料で登録できます。
車を所持せずとも、必要なときに必要な分だけ乗ることができます。
使用時間に応じて利用料金はかかりますが、それでも自動車を所持するよりも格段にお得です。
自家用車を持っていない人は、とりあえず登録しておくといいと思います。
ケアネットの株を100株買っておく
ケアネットの株式を100株所有していると、CareNeTVプレミアムの視聴が株主優待で無料になります。
コロナ禍で医学生の間はCareNeTVプレミアムは無料で視聴可能だったと思いますが、研修開始以降は月額5,500円と結構な値段がかかります。
しかしこの月額基本料が、株主になることで無料で見放題になります。
必要な条件は以下の3つ
- CareNet.com の医師の会員である
- 保有株式数が1単元(100株)以上である
- 株主優待お申し込みフォームから申し込みをする
基本的に、100株以上持っていればいいということになります。
各募集期間の末日(3,6,9,12月末)に株主名簿が確認され、この時点でケアネットの株を保有していれば対象です。
研修医の場合、3月はまだCareNet.comに登録できません。
株を購入しておいて、4月以降にCareNet.comに登録 → 6月末に優待権利獲得 → 視聴権が得られるのは2ヵ月後なため、8月から視聴権獲得
が最短ルートだと思います。
現在(2023年1月時点)の株価は1,000円前後なので、100株で10万円ほど必要になります。
CareNeTVが5,500円/月なので、およそ18ヶ月で元が取れる計算になります。
もちろん、株価の変動はありますのでキャピタルゲインが得られるかはわかりません。
今回は優待目的なので、そこは度外視して考えています。
まとめ
初期研修前にやっておくと捗ることについてまとめました。
- ブラインドタッチができるように、タイピングの練習をしておく。
- Evernote、Notionなどのノートアプリを使い慣れておく。自分がどのアプリを使うかを決めておく。
- 院内にATMのある銀行の口座を開設しておく。
- 学生プランが使えるうちに、タイムズカーシェアを契約しておく
- 株主優待目的に、ケアネットの株を100株買っておく
この投稿がみなさまのお役に立てば幸いです.
では!
コメント